1937年に発売されたD.カーネギーの『人を動かす』(原作名:How To Win Friends & Influence People)では、生きていく上で身につけるべき人間関係の法則が書かれています。
今より80年以上も前に書かれた著作ですが、現在も多くの人に読まれる世界的な不朽の名作。
人間関係での本質は現代にも精通するものがあるようです。
本記事では、『人を動かす』の中で紹介される、「人に好かれる6つの原則」を紹介していきます。
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人に好かれる原則①誠実な関心を寄せる
人に好かれる原則の一つ目のタイトルは原作で “Do this and you’ll be Welcome Anyware“と名付けれらています。
日本語に意訳すると「これをやればどこに行っても好かれる」とのこと。
これとは一体どんなことかというと、「誠実な関心を寄せる」こと。
人は自分に興味を持ってくれる人に関心を寄せるとD. カーネギーはいっています。
それでは、どうすれば相手に自分が関心を持っていることが伝わるのでしょうか。
著作の中で挙げられている例としては
- 誕生日を覚える
- 電話がかかってきたときは嬉しさが伝わるように「もしもし」と電話をとる
- 相手の言語を学ぶ
などです。
人に好かれる原則②笑顔を忘れない
人に好かれる原則の二つ目は、「笑顔を忘れない」。
あなたに会っている時間が楽しいなと思ってもらうには、まずは自分が楽しむこと。
どうやって笑顔になって良いのかわからないのであれば、まずは無理矢理にでも笑うことで、自分が幸せであると錯覚させることができます。
D. カーネギーは
この世界の人は皆幸せを探している。その確実な見つけ方は、自分の思考をコントロールすること。
幸せは自分の外の条件によって決まるのではなく、内側に起因するものだ。
といっています。
笑顔にかかる費用はゼロ円。それでいて、むしろ得られるものの方が大きいのです。
人に好かれる原則③名前を覚える
自分の名前は人間にとって特別な響きがあります。
そんな特別な名前を呼ばれると、相手にとって大切な存在になったと感じられるのです。
人に好かれる原則④聞き手にまわる
会話上手になるための近道は、聴き手にまわることです。
話に興味を持って聞き、相手が答えたがるような質問をします。
例えば、相手の達成したことなんかは良いです。
相手はあなたへの興味の100倍の興味を自分自身に持っています。
人に好かれる原則⑤関心のありかを見抜く
それでは逆に、相手の関心を引くにはどうすれば良いのでしょうか?
アメリカの元大統領セオドア・ルーズベルトは、来客がある前の晩に、そのゲストの興味のある話題について夜遅くまで調べておいたそうです。
人の心を捉えるために、相手がもっとも興味を関心を持っていることについて話す。それだけで相手はあなたに好意を寄せるようになります。
人に好かれる原則⑥心から褒める
相手のことで、心から褒められることは何かを探して見ましょう。
そしてそれを相手に伝え、話を聞く。
人は皆、自分の世界の中では自分が一番重要な存在なのです。
人に好かれる方法・まとめ
人に好かれる方法は、決して相手に媚びを売るわけではありません。
自分が相手の立場にたった際に嬉しいと感じることは何でしょうか?
笑顔で話しかけられたり、名前を覚えてもらって悪い気をする人はいませんよね。
そして、D.カーネギーもいっているように、これらをすることによって失うものは何もありません。むしろ自分に好印象を持つ人が周りに増えれば増えるほど、人生は過ごしやすいものになります。
著作には、ここで紹介した以外にも人間関係で役立つ法則が具体例付きでわかりやすく書かれています。
どれも知っていて損をすることはないので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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